preface of 2022
ZINEの刊行にあたって
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またZINEを作りました。また、と言っても3年も経ってしまいましたが。自分のペースが真っ当なものかどうかの判別はいまだにつきません。真っ当なペース、というものを考えて
る時点でかなりダサいかもしれませんが。
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私的にも社会的にも途方もなく多くのことを経験した2022年にわたしたちはそれぞれの想いを「2022年の現在地」というテーマで綴りました。どんな表現も偽りのない今現在のわたしたちの居場所から搾り出す小さな、それでいてちゃんと1人分の声だと思います。前回から3年が経過した今も、誰もが立場をわきまえず表現すること、できること、しても構わないことを念頭にZINEを作成しました。3年前のわたしの表明はとても正しく、ひどく当たり前であることに3年経って再び確信が持てました。それは必要な歳
月だったと今は思えます。
生活を政治から切り離すというひどく政治的なものではない生活の記録はわたしたちが絶えず続けてきた神聖な営みや抵抗の様に感じます。あらゆる表現を託し、寄稿していただいた皆様には感謝しかありません。
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まだ悩んでるというか、それは自身の表現ではなくこのやり方をいつまで続けるのか、という点で、この制作自体かなり特権性を帯びている自分だからこそできる手段のように感じます。勇ましいアジテーションの後に少し冷静になっているだけかもしれません。それでも続けていくからこの問題と向き合わなければならないのも事実です。
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-だがモノ造りはどんなにつらく苦しかろうが
俺らにとっては神聖な信仰のようなものだ-
-心をすり減らしその削りカスで得るモノ つまり情熱よ お前のスタミナをためすぞ-
tha blue herb / still standing in the bog
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情熱が自分の人生のキーワードなんだなって思えることが立て続けにあって、随分前から気づいてたことではあるけれど、ようやくその気持ちと合流できそうです。
あらゆる人々の前向きなきっかけになることを願って。それだけは確信を持って言えることです。手に取ってくれた方の大切な一冊になることを願ってます。
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傷痕を知ってしまった後も鳴る歌へ だから今度は
僕の番だね
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「架空と生活 vol.2 the place where one of 2022」
作成
村上智紀
寄稿
石井智子
石渡朔子
大森紗羅
田端大地
村上雅郁
ユリオカダ
Nagame
H.T
写真提供
李心怡
敬称略
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